忙しい人のための蒸気異聞録！ その１（基本的なこと）で、キャラクターの基本的なことはわかってくれたかなと思います。
しかしいざ作ってみても「このキャラってどう動かせばいいの！」って思うかもしれません。おっしゃる通り！
と言うわけで今回は、各種族や組織の行動理由などを作ってみました！ 全部読まなくて大丈夫です。自分の作ったキャラの種族や組織のところだけ参考にしてもらえたらなと思います。それでは行ってみましょう～。
【種族の心情】
・人間
＜灯ノ本の民＞
クランエルフェイム、方天戟を除く、様々な組織に所属していることが多い。
妖怪に対して←敵対感情を持っている者が多い。
稀人に対して←敵対感情とまではいかずともよくは思っていない人が多い。
ヴァルクノルド帝国民に対して←地域によっては良く思っていない灯ノ本の民も多い。
＜ヴァルクノルド帝国民＞
大使や貿易をしている者が多い。鎖攘志士から襲われることはある。
妖怪に対して←敵対感情多い。
稀人に対して←敵対感情とまではいかずともよくは思っていないヴァルクノルド帝国人多い。
灯ノ本の民に対して←見下すものもいれば友好的な者もいる。
＜昂臥の民＞
多くは貿易をしている者か、昂臥マフィア『方天戟』に所属している者が多い。
・妖怪
己の欲望のために人里で悪事を働くことが多い。中にはまともな妖怪もいる。
普段は人里離れた場所で暮らしているか、中には人里に紛れ込んでいる妖怪もいる。人里で正式に暮らす場合は特別な労働許可証が必要。
他種族からは嫌われていることが多く肩身が狭い。時に、自分の利益のために、無法者（マフィアや鎖攘志士など）と組む場合もある。
組織やコミュニティに紛れ込むこともあり、もしかしたら、村の長老や権力者が、実は妖怪だったとうケースもあるかもしれない。
良い妖怪は、街で何かしらの商いをしているか、『灯衛組』、『稀人廻修組』などに所属していることがある。
・エルフ
普通に働いている者もいればクラン・エルフェイム（スーツ姿のエルフ）に所属している者もいる。
他種族に対して←高慢な態度を取るエルフが多いが、最近は柔軟な者も増えている。
・ドワーフ
多くが技師として働いているが、中には死の商人として武器などを密輸、販売などをしている者もいる。基本には『クラン・エルフェイム』や『方天戟』以外の組織には所属することはできるが、職人気質が強いせいか、人間の組織に所属している者は少ない。また、時には無法者達に対して、取引している者もいるだろう。
他種族に対して←エルフと妖怪以外には有効な関係を築いている。豪快な性格が多いせいか、稀人に対してもそこまでは気にしない。
・稀人（まれびと）
天から落下してくる。普通の人もいれば凶悪なモンスターも落下する。落下の時の衝撃で住宅地に被害などが発生するため、灯ノ本の民からそこまで好かれていない。
拾われた場所によって、その後の人生が異なる。稀人廻修組に捕縛された場合は止リ木や灯衛組などに所属させられる。稀人が凶悪犯なら牢屋に収容される。鎖攘志士、マフィア、妖怪などに拾われた場合は都合よく利用されてしまうことはある。
【組織や役職などの行動理由】
それぞれの行動理由をここに書くので参考にしてほしい。
まず、色々な組織がいて分かりにくいと思うが、大きくグループを分けると、『治安維持の組織（または個人）』か『無法者の組織（または個人）』かだけである。
治安維持の組織に入り、灯ノ本を護る側につくか、無法者となり、灯ノ本を混乱させる側につくかは自由である。
・灯衛組（ひえいぐみ） 治安維持
月詠の治安維持をするために日夜活動しよう。敵は無法者、鎖攘志士、妖怪、その他色々など多岐にわたる。月詠のメインとなる組織。鎖攘志士からは「國府の犬」、町の人からは「血のような赤い羽織を着た狼、『赤狼』」と恐れられている。
壱番隊、弐番隊、参番隊 、肆番隊、伍番隊、陸番隊、漆番隊、捌番隊、玖番隊、拾番隊までいる。
※キャラクターを作る際は、一般隊士しか作れないので注意！
※服装は『赤い羽織（もしくは、はっぴ）』で刀を差している』ことが条件。
※隊の番号だが、隊長は旧字（１番隊なら壱）、隊員は新字（１番隊なら一）を使う傾向にある。
※刀を差していれば武器は、蒸気異聞録のモラル（サイバーな武器などや小型核弾頭などは駄目）の範囲内であれば何を持っていてもＯＫ。武器などに関して相談がある場合は気軽に聞くと公式が喜ぶ。
【灯衛組隊規】
灯衛組隊規は副長である桐生宗司が定めた灯衛組における絶対厳守の六ヶ条を基礎とした鉄の掟です。これに反すると厳罰が処され、場合によっては切腹が命ぜられます。また、逃亡や内通は特に重く、粛清対象となり、死ぬまで追われることとなります。
＜特徴的な隊＞※全ての隊に特徴があるわけではない。
零番隊（ぜろばんたい）
局長、副長含む少数の隊員により構成されている。
※零番隊に所属することはできません。
壱番隊は総務部（書類申請、各所伝達、外部交渉などの事務や会計方ようなところ）。
肆番隊（よんばんたい）
その殆どが、武士階級の人間だけで構成されているエリート部隊。発言権が強く（肆番隊隊長は局長にすら意見を言える）、他の隊を見下している傾向が強い。
刀に対する熱情、散り際の美学、武士道などを重んじる。
通称、抜刀隊、死番隊、肆番隊（しばんたい）
※他の隊と違い、肆番隊のみ、武装は刀のみ。それが武士道である。
玖番隊（きゅうばんたい）
どのような事情を抱えた者も、優しく迎えるため様々な種族の者が所属している。これは馬頭蹄の人柄がそうさせている。
・震旺僧兵館（しんおうそうへいかん） 治安維持
水府を守るための僧兵集団の組織なので、水府に災いがなければ、基本的には動くことはないが、依頼があれば妖怪退治をするために、他の街に行くこともあるので、その時は妖怪を退治しよう。
もしくは震旺院にてひたすら自分を鍛えよう。
・凪神陰陽寮（なぎがみおんみょうりょう） 治安維持
妖怪退治や術絡みの事件などを専門にし、水府だけではなく、色々な街で活動しよう。もしくは稀人の落下予知をするために、稀人裁定所に勤務することもある。
・止リ木（とまりぎ） 治安維持
渡鴉となり、依頼を受け、月詠で発生する事件を解決しよう。他の組織と縄張りが被ると煙たがれることもあれば、協力依頼がくることもある。
・太刀風一族（たちかぜいちぞく） 治安維持
頭領や上忍から任務を言い渡されるので、月詠の治安維持のために活動しよう。
・稀人裁定所（まれびとさいていしょ） 治安維持
陰陽師はひたすら落下場所を予知しよう。責任重大な仕事なので、ストレスは絶えない。
稀人廻修組は落下する稀人を捕縛しよう。相手が簡単にお縄につけばいいが、抵抗する場合も多い。忙しい時は本当に忙しいので、休める時はしっかりと休もう。
また、稀人廻修組は網係、綱係、刺すまた係、麻酔銃係の４人編成なので、自分がどのポジションかを決めよう。
・グラズヘイム 治安維持？
外交やヴァルクノルドの民の要人警護をしたり、他組織に圧をかけたり、ヴァルクノルド帝国の名のもとにバッタバッタと敵を斬り伏せたり、様々な場所にいよう。
治安維持ではあるが、他の治安維持と協力関係ではなく、圧をかけてくる立場という方が正しい。あくまでも彼等はヴァルクノルド帝国を守るために存在する者達であり、灯ノ本のために活動しているわけではない。
また、ヴァルクノルド帝国が灯ノ元と戦争状態だった時、グラズヘイムと対峙し、その恐怖を知っている者達もいるだろう。
・鎖攘志士（さじょうしし） 無法者
諸外国を打ち払うために日夜活動し、灯ノ本を灯ノ本の民だけのものにしよう（国家転覆、武器などを集める、ヴァルクノルド帝国民を襲うなど）。なんなら組織も作ってしまおう（組織の場合は名前の最後に『党』がつく（〇〇党など））組織によって考え方は違う）
・クラン・エルフェイム 無法者
エルフ族のみで構成されたのマフィア。かっこいいスーツをビシッと決めて、裏取引、店舗経営など、方天戟などとの縄張り争いに勝ったりしよう。
※注：クラン・エルフェイムは悪ではあるのですが、彼等なりに美学を重んじ、仲間意識が強く、敵と見なした相手には冷酷だが、身内に関してはわりと情はあり、それゆえのクラン（氏族）という名に誇りを持ち、結束力があります。地元民（もしくは特定の人種などで）で構成された組織みたいな感じです。組織規模もそこまでは大きくないです。
・方天戟（ほうてんげき） 無法者
構成員の殆どが昂臥の民となっている。裏の仕事を多方面にこなし、勢力を拡大し、湊浜を支配しよう。
・月詠瓦版（つくよみかわらばん） その他
運営などが時事ネタなどを作成する。カメラを撮った時に記事っぽく作成したり、メタ的なところが多い。
・その他
組織には所属していないが、辻斬りや妖怪のように灯ノ本を混乱させる者もいれば、もしくは個人で治安維持をする者もいる。
または商いをする者や職人みたいに、治安維持でも無法者でもない者もいる。
【無理に覚えなくちゃいけないの？】
そんなことはありませんが、もし自分の種族や組織が「どういう理由でこの世界にいるんだろう？」って思ったら参考にしてほしいですし、目的を同じとする組織、または敵対する組織などとロールプレイなどで絡んでくれたり、写真撮影をしていただけると制作側は嬉しいです。
設定はあくまでも、無理に覚えるものではなく、世界観を共有して遊ぶためのゆるい縛りです！ もしわからないことがあればお気軽にお問い合わせください！ では、素敵な蒸気異聞録ライフを！
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